そして翌日の25日。
試合が時間差をつけて次々と始まっていきます……。
そして、試合番号3の「FC東京―鹿島戦」が終わったところで、早くも1等は消えてしまいました。このカードは「FC東京勝ち」と「引き分け」で買ったのに対して、試合は「0対1」で、鹿島アントラーズが勝ってしまいました。

あーあ、まーた外してしまったよ、とうんざりします。そして1日前の思考をたどりました。Wは「引き分け」と予想し、いんてるはそれに「FC東京勝ち」を加えました。
問題は、「鹿島勝ち」ではなく「FC東京勝ち」とした理由です。この2チームは実力は大体同じくらい、と思われました。その場合、ホームチームが有利なのと、もう一つ、理由があったんです。
この日はFC東京主催の年に一度の『ブラジルデー』で、この『ブラジルデー』には、直前の7年間、FC東京は無敗、というデータがありました。
このデータを信じて「FC東京勝ち」を加えたのに、FC東京は無得点、鹿島アントラーズは1得点、でFC東京は敗れてしまいました。
いんてるは、この試合をテレビの中継で見ていました。
観客席には、ブラジルのサンバチームが陣取り、サンバのリズムを響かせているのですが、結局ブラジルデーを勝利で飾れなかったのです。

あーあ、まーいいや。
どうせこのあとも外れに外れるだろ!? なんつっても、今回は「シックスセンス」頼みの予想だから。