…―それから1週間 柚葉の両親も自宅に帰り、日常が戻りつつある頃…― 柚葉の気持ちに変化が生まれていた。 ―それは朱希に対する想い。 まだ両親が戻らず、風邪も良くなり1人留守番をしている時、朱希は何だかんだと理由をつけて柚葉の元へ来た。 「晩飯持って来た」 「ゲームでお前を負かしてやろうと思ってな」 「この映画怖いらしいから一緒に観ようぜ」 朱希らしい分かりやすい言い訳と優しさに不思議な気持ちが生まれた。 …―生まれてしまった。