あたしが原因で朱希にフラれたなんて愛子が知ったら… …―言えるわけないよね。 こうやって、あたしに普通に接してくれてるはずがない。 「柚葉?」 「あ…ううん、何でもないよ」 「そ?それならいいけど…」 愛子の優しくて可愛い笑顔に胸が痛んだけれど、あたしも笑顔を返した。 ―…それから放課後 慶太君の家の地図を手に学校を出たのはいいけど…― 「迷ったかも…」 見慣れない住宅街の中をさっきからウロウロしている。