「まぁ…頑張りなよ!!気遣いと気を使うのは違うかもだけど!!」 それだけ言うと肩をポンッと叩いて、教室から出て行ってしまった。 「あ!!光希!!」 「トイレじゃない?」 ふいに背後から声がして振り向くと愛子が光希を見送るように扉を見ていた。 「愛子…おかえり」 「ただいま」 何だか愛子の顔を真っ直ぐ見られなかった。 「どうしたの?」 あたしの顔を覗き込む愛子はいつもと変わらない。 愛子は知ってるのかな? 朱希の好きな人があたしだって事…―