「ちょっと…」
「ここが痛いんだろ」
そう言いながら大きな手と長い指でマッサージをしてくれた。
「おぉ〜気持ちいい…」
「…高ぇぞ」
「ジュースぐらい買ってあげるわよ」
「マジで!悪いな〜1週間分も」
「はぁ?んな事言ってないでしょ!?1本だけよッ」
「んだよ!ケチ〜」
そんな風に言いながらもずっと頭をマッサージしてくれる朱希の手は気持ちいい。
「も…もう、いいよ…」
「あ…頭ぐちゃぐちゃになった!悪ぃ悪ぃ」
「もぅ〜ッ!……」
髪を気にするあたしに朱希らしくない優しい笑顔を見せて頭を今度はポンポンと叩いた。

