「おはよう…」 やる気のない挨拶をしてテーブルに向かい並んだ朝食を見ていた。 「柚葉どうしたの?」 「頭が痛いんだ…」 「平気?」 「うん…」 いつもなら食べられるはずなのに、お味噌汁だけに少し口をつけやめた。 母さんに渡された頭痛薬をお茶で流し込み、重い足取りで学校に向かう。 「行って来まぁす…はぁぁぁ」 行きたくない…― 玄関の窓から朱希の家を見て、耳を立てる。 時間は微妙で朱希が出て来る可能性はある。