「渡せや」 「うっさい!自分で取れ」 グラスを受け取ろうと出していた手を虚しく感じたのか口を尖らせ言う。 「ほんと仲いいね…」 あたし達を見ていた愛子がポツリ呟いた。 「え?どこが?言い合いしてるだけだよ」 「仲いいと思うよ」 慶太君は柔らかな笑顔を浮かべながら言う。 朱希を睨むと朱希もあたしを睨むように見ている。