「ただいま。」 『おかえりなさい』 無人の部屋に放ったヒョウリの声は、自分と対になる言霊を連れて来て、彼に見せる。 「ソレ、隣から連れて来たのか?…やっぱり同棲してたんだな。」 その言葉に、図星だった『おかえりなさい』は部屋を飛び出してしまった。 言霊とコミュニケーションをとれるのは、ヒョウリの能力の一つ。 言霊は、彼の言葉をある程度理解し、頷いたりジェスチャーをしたりと、返事をしようとするのだ。