街に出ると、無音な場所などないのだと思い知らされる。

人の話し声。
機械音。
店から漏れてくる音楽。
車の騒音。

こんなにも溢れている音の中に、本当に意味のある言葉なんかあるのだろうか。



たとえあったとしても、常人には分からないだろう。


分かるのは、“彼ら”だけ。