「そぉ。」 俺は短く答えた。 「しかも彼、男性を愛したことのないレアな人間だ。二人とも、……いや、よろしくできるのは彩河だけか。」 「はは…。」 泰牙の笑顔がひきつり、理央はしかめ面になる。 どういうことだ? 「桂田は青ピンだからな。」 ピン? そういや理央の胸元のポケットには、淡いブルーのピンが刺さっている。 「どーゆー事?」 「そう焦るなひろ。詳しい事は彩河に教えてもらえ。」 聞きたくねぇ。 そんな俺の顔を見て会長はにやりとし、去っていった。