この人はこの人で真剣に答えまってるし。 「ありませんし、いりません。男を好きになったことすらありません。」 どうせ男を好きになったことは?とか聞かれそうだから先手をうってやった。 「珍しい人間もいたもんだ。」 いやいやいや。 それが普通ですから! 「そうなのか…。」 ここで俺はふと、友達から聞いた男子校の都市伝説的なものを思い出した。