なっ…最悪だ。

まさか早くも見つかってしまうとは。

生徒ならまだよかったものの…よりによってなぜ教師に見つかる…。

多分…いや、確実に目を付けられた…。





いつの間にか寝てしまっていた私は、念のため、とかけておいたケータイのアラームに起こされた。

だが次の瞬間口から心臓が飛び出るかと思うくらいのものが目に映ったのだ。


それは…白衣。

その場で起こして説教をしないあたりたちが悪い。

もしや厄介な奴に目を付けられたのではと、全身が大きく脈をうち冷汗がにじんだ。




これは青春どころではなさそうだ。