自己嫌悪。

俺にとって九鬼島はなんだ?


心配な生徒?

それとも・・・・・・


「もういい、わかったから…はしたない…何て言ってすまない。本当はそんなこと…思ってないから、


もう、寝ろ。客用の部屋にベットがある。」

俺は抱き枕と九鬼島の荷物を持ち、九鬼島の手を引いて客室へ案内した。


そしてもう一度寝るように催促してから部屋をでる。


「泣くな…よ。」

扉の向こうでまだ鳴咽を繰り返している九鬼島の側に居たかったがこれ以上側にいては…教師という立場を越えてしまいそうで、気持ちに押さえがきかなくなってしまいそうで…怖かった。