なんだかとても温かい夢を見ていた。できることなら覚めたくないとさえ思った。



途中、無理矢理温もりから剥がされ少しひんやりとした心地のいい温度が私を包んだ。






「んっ…うぅ」



ぱちっ……………………



「あっ…」




「ひゃ………なっ…」


「お、おはよう…。」


PM10:24

私は、ばつのわるそうな保健医の先生の腰に腕を回し、見知らぬソファーの上で寝ていた。


そして、背の低いテーブルをはさんだ向かいのソファーには、担任がいた。