「さて、悪いがお前らにはこのあとやってもらわないといけないことがある」


一時限目の終りをつげる鐘の音を背に慧は三人にそうつげた。



「わかっていると思うが、さっき九鬼島が発作起こすくらいには責め立てたつもりだ。」


なにを自信満々に…。


「で、お前らは和解したことを伝えて…まぁ適当にやってくれ。」


「アバウトだなおい!」

慧は実はボケなんだろうか。最近そんなことを思いはじめた。