「まぁ、なんにせよ。言ったことは守れよ。」



最後に、忠告だ。


「九鬼島を傷つけるようなまねは許さない。絶対に。絶対だ。」


慧が静かに凄むと辺りの空気が鈍りのような重みを持ったような感覚に見舞われる。



しかしそんな空気はさらりと作り出した本人に流された。


「孝明がな。」


「俺か!?」


「「「なんだそれ」」」






こうして騒動は一先ずおさまり、和解?という形を迎えた。


そして、俺達は残る難題へむけての準備を整える。