放課後になった。
あたしは、手紙とは呼べない
ゴミの呼び出し状を受けて、ここにいる。
手紙はまだポケットにある。
迂闊に捨てられない、爆弾だ。
「よっ。来てくれたな」
気やすい口調で
薄ら寒い笑みを浮かべて
田沢は知らない男子三人を傍らに、従えていた。
まいった。
あんな軟弱者、一人なら簡単にねじ伏せられるのに。
先日の一本背負いが効いたのか、すっかり警戒されている。
「悪趣味な呼び出しね」
不機嫌さを隠そうともせず、あたしは一歩踏み込んだ。
右手は握りこぶしを作り、
左手で渡せと訴えた。
「渡す? なんのことだ?」
「とぼけるなクソ野郎! 写真のネガだ!」
地が出ているけど、関係ない。
この男子に囲まれた状況で
あたしは恐怖より、怒りを覚えていた。
ああ、とわざとらしく手を叩く。
赴ろに、ポケットから一枚の写真を撮りだすと、見せびらかすように。
「これのことかい?」
あたしの下着姿が写った
写真を眺めた。
「変態めっ……!」
「はっ。ひどい口の聞き方だな」
「変態を変態といって何が悪い?」
図星を突いたのか、
反抗的な態度が気に障ったのか
前者であるとありがたい。
田沢は、あからさまに怒りの表情を浮かべた。
「口の聞き方には気を付けろよ?
学校中に写真をばらまいてもいいんだぜ?」
「やってみなさいよ。
その日の内に、あんたら全員の急所を潰してやるから」
こういう時、弱みを見せたら負けだ。
わざとらしく陰惨な笑みを浮かべ、挑発してやる。
すると、取り巻きは見事に怯んだ。
股を押さえて縮み上がる辺り、ただの雑魚だ。
このまま一気に攻勢に出ようと、口を開いたが。
「――手が震えているぜ?」
「――――!」
咄嗟に、右腕を庇ってしまった。
知らないうちに、恐怖が顔を出したのかと。
あたしは、手紙とは呼べない
ゴミの呼び出し状を受けて、ここにいる。
手紙はまだポケットにある。
迂闊に捨てられない、爆弾だ。
「よっ。来てくれたな」
気やすい口調で
薄ら寒い笑みを浮かべて
田沢は知らない男子三人を傍らに、従えていた。
まいった。
あんな軟弱者、一人なら簡単にねじ伏せられるのに。
先日の一本背負いが効いたのか、すっかり警戒されている。
「悪趣味な呼び出しね」
不機嫌さを隠そうともせず、あたしは一歩踏み込んだ。
右手は握りこぶしを作り、
左手で渡せと訴えた。
「渡す? なんのことだ?」
「とぼけるなクソ野郎! 写真のネガだ!」
地が出ているけど、関係ない。
この男子に囲まれた状況で
あたしは恐怖より、怒りを覚えていた。
ああ、とわざとらしく手を叩く。
赴ろに、ポケットから一枚の写真を撮りだすと、見せびらかすように。
「これのことかい?」
あたしの下着姿が写った
写真を眺めた。
「変態めっ……!」
「はっ。ひどい口の聞き方だな」
「変態を変態といって何が悪い?」
図星を突いたのか、
反抗的な態度が気に障ったのか
前者であるとありがたい。
田沢は、あからさまに怒りの表情を浮かべた。
「口の聞き方には気を付けろよ?
学校中に写真をばらまいてもいいんだぜ?」
「やってみなさいよ。
その日の内に、あんたら全員の急所を潰してやるから」
こういう時、弱みを見せたら負けだ。
わざとらしく陰惨な笑みを浮かべ、挑発してやる。
すると、取り巻きは見事に怯んだ。
股を押さえて縮み上がる辺り、ただの雑魚だ。
このまま一気に攻勢に出ようと、口を開いたが。
「――手が震えているぜ?」
「――――!」
咄嗟に、右腕を庇ってしまった。
知らないうちに、恐怖が顔を出したのかと。


