あの日から数日すぎた。

家にいても
部活に行っても
友達といても
何をしても
どこにいても真兄が気になって・・・
あの子が気になってしまう・・・

だからいつも
「ミカどうしたのボーッとして!」
って言われてしまう。
友達のナツミが心配してくれて。
「ミカ。
今日部活帰りさあ。
久々にゲーセン行こうよ!
買い物もしてパーッと遊ぼうよ!
グチも相談も乗るよ。」
「うん。
そうだね。
行こ。行こ!」
心配かけちゃったな・・・
でもこのモヤモヤを晴らさなきゃ。

「ヤダーッ!
ミカ顔ヤバいよ。」
プリクラをとりに行った。
いつも変顔下手だから・・・
ヤバい顔になっちゃう。
「大丈夫だよ。
ミカ可愛いから。
ナツミのほうがヤバいよ〜」
そんな争いをしながらゲーセンを出てショップを見に行った。
いいショップがなくてショップを探しながら歩いていると・・・
前から真兄とあの子が前から歩いて来た。
真兄がミカにきずき。
「ミカ偶然だな。」
何で!?何で!?
またあの子と一緒にいるの?
こないだ誘われたから!?もう分かんないよ・・・
断ればいいじゃん!?
彼女いるからって。
「こないだもいたよね。
誰この子?」
「彼女。
可愛いだろ!?」
真兄はその子にそういってくれた。
「そうだね・・・」
この子はミカをにらんでそういった。
あんたなんかにそんなこと言われたくない。
そんな話しをしてから真兄と別れナツミと買い物を続けた。
買い物していても
上の空
ナツミと話しをしていても
話しがすり抜けていく・・・
「ねえ。
ナツミ・・・
あの子真兄の何だと思う?」
ミカは真剣に聞いた。
ナツミはそんなミカをみて真剣に応えてくれた。
「あの子が真兄の何かは分からないよ。
でも同じ歳ぐらいだったから。
同じクラスだったことがあるとか・・・」
「そうだよね。
それだけだよね・・・」
ナツミにそう言われても・・・
不安が消えなかった。
それ以上に不安がつのって行く。

真兄のあの日の顔を思い出すと。
真兄があの子が好きだったのかな。
とか
あの子が真兄を好きだったのかな。
それとも・・・