あれからどんだけの日々が過ぎたんだろう・・・!
だんだん暑くなってきた。
もう夏休みだ。

あれから拓也はミカにアタックして来るようになった。

「ミカ。今日どうする!?」
「三人でクララ行こうよ。
服欲しいし。
久々にゲーセン行こうよ!」
クララとは近くのショッピングセンター。
ミカたちは変わりない毎日を過ごしていた。

「真也じゃん!
久しぶり。」
誰だろうあのかわいい人。
「久しぶりだな!
元気だった?」
「当たり前でしょ。
あの時はごめんね。」
「いいよ・・・」
「ホントにごめん。
でも今度話したいことがあるの。」
「いいよ。」
「じゃあ。
またね・・・
連絡するから。」
ザワザワしている室内であまり聞こえなかった・・・
でも会おって言われていいよって言ったことは分かった。
どうしてミカがいるじゃん。
しかも隣にいるのに何で・・・?
何で断らないの?
ねえ何で・・・!?
そんなこと言えなかった。
うれそうた真兄の声。
でもふと見せる悲しそうな顔・・・
あの子何があったの!?
あの子は真兄の何!?

聞きたいことがたくさんある。

でもミカが知ったら悲しむことなの・・・
傷つくことなの・・・

どうして言ってくれないんだろう。

真兄が信じられなくなって行く・・・