バシッ
「何すんの!?」
驚いて拓也を叩いてしまった・・・
「真兄とこんなことしてなんだろ!」
「そうだよ。
付き合ってるんだから当たり前でしょ?」
「オレもそう思うけど!
でもやっぱり嫌なんだ・・・」
意味が分からなかった。
「何言ってんの。
訳分かんない!」
「オレ。
お前が好きなんだよ。」
驚いた。
頭が真っ白になって行く・・・
「こないだ真兄と付き合うようになったから。
ミカが幸せそうだから・・・
諦めようと思った!
だって小さい頃からずっと真兄が好きだったもんな?」
何で知ってんの?
ミカ拓也に言ってないよね?
「何で知ってんの?」
拓也は笑って言った・・・
「だってオレずっとミカが好きだったから見てて分かるよ。
ミカの幸せを壊さないようにって思って気持ちを 押し殺してた・・・
だからあいつと付き合うようになった。」
「何で言ってくれなかったの?」
「言ったら付き合ってくれたのかよ!?」
「気持ちを変えることはできたかもしれない。」
「オレさあ・・・
さっきの二人見てすごい嫌だったんだ。
オレミカが好きなんだよ。」
ミカは部屋を飛び出した。
自分の家に帰った。

ミカがいなくったあとこんなことがあったなんて!
「ミカどうしたんだよ?
何でいきなり家飛び出したんだよ!?」
真兄が拓也の部屋に行った。
「オレ
ミカにコクった・・・
無理やりキスもした。」
真兄が優しく笑って
「言っちゃったんだ!
やっと言えたんだな。」
拓也は驚き
「何で知ってんだよ。」
「僕たち兄弟だろ!?
拓也見てれば分かるよ。
いつもミカのこと見てたよな?」
「うん・・・
じゃあ!オレたち恋のライバルだな。」
「そうだな。」

「ミカ。オハヨー!」
拓也は普通に声を掛けて来た・・・
「無視すんなよ。
昨日はごめんな・・・
でも諦めないから。」
「そうだよ。
僕たち恋のライバルになったから」
真兄が来てそういった!
ミカはどう反応していいか分からなかった。