「お前が少しの間、面倒を見てやってくれ。いいな、レオル」 サウラーもレオルと同じことを思ったのだろう。 それを分かった上でレオルに世話役を任せるのだ。 レオルはそんな父の優しさに答えるかのように「はい!」とはっきりとした声で言った。 そして、もう一度レオルは父の隣にいる小さな少女を見た。 絶対にこの子の笑顔を取り戻してみせる。 僕はいつの間にかこの小さな少女と妹を重ねていたのだろう。 繋いだその小さな手はあまりに儚くて…… あの日を思い出しそうになった。