四人は標識の隣りにある大きなった木で一夜を過ごすことになった。 そこだけ大きくスペースが空いていたからだ。 少々、標識が邪魔だが。 やがて辺りは完全なる闇に包まれた。 木々も闇に溶け込み見えない。 沈黙が支配する森に薪を燃やす パチパチという音がやけに響いて聞こえる。 四人はそのただ一つの光を囲んで座った。