くねくねとした道はしばらくすると行き止まりになった。 道の奥は一際大きい木が一本立っていた。 道の脇にあった木はどれも同じ暗い色をしていたがこの木だけは月明かりが照らしているせいか明るく光っているように見える。 四人は不思議に思いながらもその木に近づいた。 よく見ると木のそばには標識のようなものが立っていた。 その標識はかなり古いせいか字はかすれ、泥がついている。 少し押しただけでもすぐに音を立てて倒れそうだ。