すると今まで溜まっていた疲れが一気にエセル達を襲ってきた。 エセルはへなへなと床に座り込み、フェリアは腕の激痛にうめき声をもらすと隣に座った。 レオルもふうと一息つくと壁にもたれ掛かった。 みんな一斉に緊張が溶けたようだ。 すると疲れきった三人の前にソフィアが立った。 「さぞお疲れでしょう。今夜はここにお泊まり下さい。彼も明日には完治しているはずです」 そう言うとソフィアは嬉しそうににっこり笑った。