辺りは夕闇に染まっていた。


太陽は遥か彼方向こうの山に沈みかけている。


森はだんだんと暗くなっていく。


そんな暗がりの中四人は歩き続けていた。


道は真っすぐに果てしなく続いている。


前を見るだけで疲れがおしよせてくる気がした。


エセルたちにはだんだんと疲れが見えてきた。


だれもが重い口を閉ざしている時ふいにエセルが口を開いた。


「そろそろ暗くなってくるわ。この辺りで今日は終わりにしない?」


それは誰もが望んでいた事だった。


三人はすぐにそのエセルの提案を受け入れた。