シャインを本当に大切にしていたんだなとエセルは思った。


自分がフェリアとサスティンを大切に思っているように。


しばらくレオルは木々を見ながら「私は…」と声をもらすとしばらくして静かに続けた。


「あいつのただ一人の家族である姉を探し出してもう一度、あの笑顔を出してみせる」


そう言ったレオルの瞳は決意に満ち溢れていた。


そんな見たことのないレオルの表情をサスティンは見て微笑みながら静かで低い声で言った。


「俺たちも手伝う」