目を覚ませた男は、よほど気になっていたらしい。


「うん、びっくりしたよ。本当に心が変わるんだもん。…あっ!そういえばまだ名前知らなかったよね?」


「すみません。申し遅れました。私、里田亮といいます。」


亮かぁ…


「亮って呼んでいい?」


なんだかもっと亮の事が知りたくなった。

「はいっ!萌さん。」