必死に訴えても信じてくれない小百合を前に、あたしは無意識にペンダントを握り締めていた。

そして小百合を指差し、

「はーとちぇーんじっ!」


すると亮の時と同じように、小百合は地面に倒れこんだ。


「起きて、小百合」

これで分かってくれるに違いない。


そして小百合は目を覚ました。


「…萌さん。私は間違っていましたわ。」


やったー☆



「レズは悪いことじゃないですものね☆」

……はい?

どーゆーことデスカ?


「萌さん。キスしましょう。」


―チュッ


「えぇーーーーーっ!?」

あたしって、心の中でこんなこと望んでたの!?


「そんなに嬉しかったんですか?じゃあ…」


―チュッ


って、ちがーう!!




残念ながら次のチャイムが鳴るまで、小百合のキス責めは終わらなかった…。