あぁ~もうっ!

なんで分かってくれないの!?

「人の心が変えられたらいいのに。」




チャラララ~♪




《その望み、叶えてさしあげましょう☆》

はぁ?誰!?


どこからか聞こえた声の主はすぐに分かった。


部屋で寝転んでいたあたしの前に、突然若いイケメンな男が現れた。


「さぁっ!萌さん。このペンダントをお受け取りください」


あたしの手に乗せられた小さなハートのペンダントは、どこからどう見ても100円ショップで売ってそうな…プラスチック製のおもちゃみたいな物だった。