「…これもらってもいいか??」

急に笑うのをやめて真剣な顔で言う和真に

なんだー和真も好きなんだー
とかいつものようにからかうこともせずにいいよと頷いた

さんきゅと今度は嬉しそうに笑う和真をただずっと見てた

自分の旅行バッグにしゃぼん玉をしまうと

また和真は私の荷物を馬鹿にし始めた


とりとめもない会話
何気ない時間

でも和真と馬鹿みたいに笑い合って

文句を言い合うそんな時が私は好きだ

ケンカするほど仲がいい
という言葉を一番好きなのは私かもしれない