驚いて顔をあげると

「なにお前顔真っ赤じゃん!!照れちゃってんだ!?」

とまた私をからかってきた

でも私を見る彼の目が何だか優しくて

ただ意地悪だとばかり思ってた彼が
実はいつもそんなに優しく見ていてくれたのだと感じた

そう思いまた顔を赤くする私を散々からかった後

彼は「じゃあな」と言って歩き出した

名残惜しいと思いながらも私も改札口へと足を進める

すると
「まひろ!!」
後ろから声をかけられる