「帰ろう。送ってく」 和真君は優しく微笑んだ 繋がれた手に驚いたままの私を見てふっと笑い じゃあな と潤平君に手を振りそのまま歩き出す 部活に行く途中だったこととか 女の子たちに囲まれたこととか 潤平君に助けてもらったこととか さっきのいろんなことを忘れて ただ感じているのは 私の手を引く和真君の手の優しさだった 心がすごくあたたかくなった 夕日に染まっていく廊下を手を繋いで歩く あたたかい あたたかい 日差しが私たちを包んでた