あれから和真君と

何を話したかはっきり覚えていない

ただ気付いたら

自分紹介の時間は終わっていて

机でぼーっとしていると

ポンッ

と肩を叩かれた

「ひゃぃっ!!!」

またまた可愛いげのない
声を発する私に

可愛いげいっぱいのユキが話しかける

「まひろどうしたの??
ぼーっとしちゃって(笑)」


その声ではっとして

右隣の和真君の席を見るが

すでにそこは空席だった