Coolな空模様

私の答えに
彼は何も言葉を発さない

ただ少し柔らかく微笑んだ

さっき見せた
いたずらっぽい笑顔とは違う

彼の優しい茶色の瞳のように

あたたかい笑顔だった

ふと青空が浮かんだ

どこまでも澄んだ空

彼の瞳はきれいに澄んでいた


「ん、もういいわ」

思わずぼけーっとその顔に見とれる私に

彼が声をかける

彼からの質問タイムが終わり

少し戸惑いながらも

今度は私が質問してゆく


「じ、じゃあ、
まずお名前を教えてください!!」