やわらかく微笑みながら

手櫛で私の
セミロングの栗色の髪を
整えてくれる


その大きな瞳に
細長い指に
綺麗な漆黒のロングヘアに
思わず
自分が女であることも忘れて
ときめいてしまう

どうしたら
こんなに何もない田舎町から

こんな子が生まれるのか…
大好きな空に例えるなら

彼女は間違いなく太陽で

私は周りを漂う
雲といったところだろうか