私は窓際の一番後ろの席に
自分の番号を見つけた

名字のおかげからか

出席番号順の座席のとき

小学生の頃から

一番端の一番後ろの

席になることは

多くあった


「ラッキー♪
大野万歳だね!!」

などと訳の分からない

喜びの声をあげる私の横で

ユキは溜め息を吐いた

「まひろ、いいなぁ〜。
私なんて一番前だよ〜。」

「離れちゃったけど、
休み時間にはうちの席で
一緒に日当ぼっこしよ♪」

そう笑顔で答える私に

ユキはその数倍も
可愛らしい笑顔を見せた