ってか･･･。

「誰??」

「は??」

あっ、ﾔﾊﾞ!!

声に出しちゃった･･･。

「････え、と･･･その、初めて見る顔だから･･･誰かなぁって思って･･･。」

「･･･････山下新。ここに転入することになってる。」

「転入ってことは･･･君が例の転入生!?」

「･･･あぁ、たぶん。」

この人が･･･。

･･････････、うん。

玄関で話してたあの子達の言う通りかも。

･･･めっちゃくちゃｶｯｺｲｲじゃん!!

何この人!

ﾓﾃﾞﾙ!?って感じ!!

金に近い茶髪はﾜｯｸｽで綺麗に盛っていて長く伸ばしている。

目は･･･大きめで二重なんだけど、ちょっとだけ垂れてて少し可愛いっていうか･･･。

身長も大きくて私とは30ｾﾝﾁ近く違う。（ちなみに私は150ちょっとしかない。）

そしてここの制服を崩しすぎない程度に上手く着こなしてて････。

･･･完璧じゃん。

「あ。相田夏美です。一応同じ1組なんで。よろしくお願いします。」

「はぁ････。」

っと、そうだ。

携帯取りに来たんだった････。

私は自分の席に行くと、机の中を覗いてみた。