「別に好きでいるくらい、いいじゃん!」




親友の秋野 真鈴は絶対に玉砕だって反対するけど。




「あの氷の王子様だよ?笑顔なんか見たことある?ないでしょ?」




うぅ……




確かに見たことはないけど……




「ゆ、夢の中で見たもん!」




そう言うと、真鈴はため息をついた。




だって、だって、だって!!




好きになっちゃったんだもん!




仕方ないじゃん!




確かに先生さえ声をかけるのに怯えてるけどさぁ……




絶対に良い人なんだって!