『…………。』
『諒太を無理に忘れなくてもいい。
俺を諒太の代わりに愛してもいい。
俺は、
里衣が傍にいないとダメなんだ。』
利用されることは分かっている。
それでも、
君の傍にいたい。
『……利用するかも。』
『それでもいい。』
『傷つくのは、智樹かもしんないよ……。』
『いいんだよ。里衣が傷つかないんだったら。』
もう、君のそんな姿は見たくないんだ。
『………ごめんね。』
そう言って、里衣は抱き締めてきた。
肩に、大粒の涙が落ちる。
利用されてもいい。
君がまた笑えるなら、
傷ついてもいいから。
『諒太を無理に忘れなくてもいい。
俺を諒太の代わりに愛してもいい。
俺は、
里衣が傍にいないとダメなんだ。』
利用されることは分かっている。
それでも、
君の傍にいたい。
『……利用するかも。』
『それでもいい。』
『傷つくのは、智樹かもしんないよ……。』
『いいんだよ。里衣が傷つかないんだったら。』
もう、君のそんな姿は見たくないんだ。
『………ごめんね。』
そう言って、里衣は抱き締めてきた。
肩に、大粒の涙が落ちる。
利用されてもいい。
君がまた笑えるなら、
傷ついてもいいから。



