諒太達はそれに驚き、

『俺こそゴメン。』


『泣かせるつもりはなかったんだ。』


と謝ってきた。


あたしも泣くつもりはなかったんだけどね。


さぁ、ここからが本題。


『………あたし、まだどっちが好きか分かんない。


だけど、ちゃんと決めようと思うの。


1週間、時間をください。


1週間以内に、相手を決めて、呼び出すから。』


どうよこの名案!!!


我ながら上出来よね♪


(あたしが教えてあげたんでしょ!?)


……今青依の声が聞こえた気がした。


きっと幻聴よ、幻聴。

すると納得したように、


『『分かった。』』


と、二人で返事をしてきた。


『じゃあ、もう帰って?


あたし、頭がコンガリ過ぎて疲れたみたい。』


と、弱気な声を出した。


さぁ、さっさと退散しろ!!!!


『そうだよな。じゃあ俺も帰るな。』


『悪かったよ。またゆっくり考えて。』


と、二人は優しい言葉をかけて出ていった。


『………はぁ。』


今日は一番メンドイ日だったわ。