天使的に☆悪魔的な

扉を見れば、諒弥がいた。


涙を見られたくないせいか、青依は急いで涙を拭き取り、



『……ったく、もう一回手当てをしなきゃいけないの?』


と、呟いた。


『………手当て?』


『何でそんな事が分かるんだよ。』


と、不思議そうに陸が聞いてきた。


いったい何の話し?


と、言った。


よ~く見てみると、確かに赤い。


青依は溜め息をつき、

『赤くなったのは、あいつらをひっぱたいたから。そう思っただけよ。』


『『『ホホー!!』』』


なるほどね!!


相変わらずの観察眼だ。