「………はぁ。」
憂鬱………。


「何、せっかく
予想通りアタシと
寮の部屋が一緒だったのに。」

「いや、
それが嫌な訳じゃないけど。」


長い始業式が終わり、
寮の荷物も少し片付いた
夜の9時。



さっそく初日が
かなりの愛想笑いに疲れたのに

















「………紗李めぇぇぇ。」

「何??
紗李からどっかの男子が
アンタに告白したいって
聞いた訳??」


グッハァアアア!!!!

「ちょ、
何??予知能力者??
テレパシー??宇宙人!!!??」


「そのテンパりようは、
かーなーり図星みたいね。」


当たり前だよ、
内容をまるっきし当てたんだから。