『だったら、何で6年の頃、


黙ってアメリカに行ったの?』



『あの時は……』


まだ、勘違いしたままで、


青依に絶望して喋れなかったんだ。


『……あの時の喧嘩だって、










あたしが嫌いだからあんな……。』


グイ!!!



ポスッ……。



『…………









……諒……弥……?』


バカだよ、俺。




“いつでも青依の味方”




いつか、そう言ってたのに。


あの事件で、



俺達は、









何もかも、閉ざしてたんだ。



唯一の“光”さえも。


『………ゴメン。』



ゴメンな。



3年前の事も、



今ここで泣いてる事も。


『俺が勘違いしてたんだ。



だからあんな酷い事を言った。



青依は何も悪くないのに………



だからゴメン。



今更、許してくれるとは思わない。


だけどこれだけは知って。









“ずっと傍にいるから”




俺は、青依の味方だから。



それが俺だけでも…。』




あと一言………。









『………………









ずっと、好きだった。』