……………………………
『はぁ……もう追い掛けて来てないよ。』
祭りから外れた神社まで来た所で俺達は止まった。
まったく……今日はついていない。
あんな騒動を起こしたから、祭りを楽しめなくなった。
俺は、この場にいないあの男達を少し恨んだ。
その時、
『………助けなくても、良かったのに。』
いつもより元気のない、青依の声が聞こえた。
『………青依?』
『あたしは強いんだよ?
諒弥だって昔から知ってるでしょ?
なのに何で助けたの?』
そう言う青依の瞳は、
悲しげに少し俯いていた。
『……何でって、青依が女の子だから。』
『女の子でも、あんな雑魚ぐらい倒せるよ。』
『それでも顔に傷が出来たらどうすんの?』
『そんな事関係ない!!
あたしは強いから、
あんな事でもしなきゃ、
…役に立てない、よ。』
役に立てない?
喧嘩してなくても、
青依は十分に役に立ってるのに。
『はぁ……もう追い掛けて来てないよ。』
祭りから外れた神社まで来た所で俺達は止まった。
まったく……今日はついていない。
あんな騒動を起こしたから、祭りを楽しめなくなった。
俺は、この場にいないあの男達を少し恨んだ。
その時、
『………助けなくても、良かったのに。』
いつもより元気のない、青依の声が聞こえた。
『………青依?』
『あたしは強いんだよ?
諒弥だって昔から知ってるでしょ?
なのに何で助けたの?』
そう言う青依の瞳は、
悲しげに少し俯いていた。
『……何でって、青依が女の子だから。』
『女の子でも、あんな雑魚ぐらい倒せるよ。』
『それでも顔に傷が出来たらどうすんの?』
『そんな事関係ない!!
あたしは強いから、
あんな事でもしなきゃ、
…役に立てない、よ。』
役に立てない?
喧嘩してなくても、
青依は十分に役に立ってるのに。



