『技術はいいとして、
お前等はそいつらに笑顔になってほしいだろ?』



『『『ウンウン!!』』』



『だったら真心を忘れんな!!』



『『『オオー!!』』』



この時、俺等は青春に燃えていた。



全ては愛する人のために。



そして約一時間後……。



『で、出来た……。』


約一時間の格闘の末、見事なオムレツが出来た。



ウッ!!



オムレツの黄色が眩しいぜ!!



『………俺達、頑張ったよな。』


『大格闘の末な。』

『でも、陸の炊飯器には驚いたぜ!!』

『は?あれは、間違えて焼きすぎたんだよ!!そう言う諒弥だって水、入れすぎだし!!』

『え?だって水の量が分かんなかったし。てか諒太だって炒める時に温度上げすぎだっただろ!!』


『しょうがねえだろ!!分かんねえ物は分かんねえし!!』


ギャアギャアと言い合う三人。


その時、


『『『ただいま♪』』』



女子達が帰ってきた。