天使的に☆悪魔的な

『だけどね?諒弥はあたしの事、嫌いでしょ?』





違う!!!

違うんだ、青依!!!!





『だからあたしは諦めるよ。それだけだから。』






そう言って青依は走っていった。






俺は、









青依を追いかけられなかった。





青依は俺が好きだったんだ。





このまま追いかければ俺等は結ばれるだろう。




だけどダメなんだ。





青依が全寮制の学校に行くように、









俺もアメリカに留学するから。







バスケの才能が認められ、俺はアメリカから留学の誘いを受けた。





だからそれを受け入れた。





そうして俺はアメリカへ旅立ち、現在に至る。