風でざわめく森林帯
空は暗く
人通りが少いこの道で…僕は…
見てしまった。
[赤い少女]を…
僕の前に立っていたのは、
小さい女の子だ。
だが…。
それは普通の少女じゃない。
左目は飛び出していて…体は赤く血に染まっていた。
僕は固まった。
有り得ない事が今僕の目の前に起きているからだ…
しばらく固まったいると…
少女は口を開かした。
「オニイチャンハアカスキ?」
そのとき僕は、恐怖あまりに固まった体が治り、ダッシュで走って逃げ出した。
少女が見えなくなるまで…
無中で走った、
だが遅かった。
ちょうど道路なはいった時、
また僕は固まった。
僕の前にいたのは、
[赤い少女]だった…
僕を逃がさない目で僕をにらめつけていた。
恐さに押され僕は、目を閉じた。
しばらく閉じてた後…
僕の横から、考えられない痛みが体全体に走った。
だがその痛みは、一瞬だった。
目を開けると…
信じられない光景が広がっていた。
僕は道路に倒れていた。体からは、大量な血とどす黒いものまで、でていた。
僕の目線には、大型トラックが止まっていた。
僕は思った。
「俺…死んだ…?」
「なぜ?」
「ん?」
「ここ何処だ?」
僕は気付いた。
そうここは、車が通る道路だ