まるで…

星の煌めきのようだ。


しかし、

生まれ…消える時間が短い。


あの煌めきは、命の終わりを意味している。


誕生はないんだ…。



半壊した愛機の中で、

俺は、照準だけを光に向けていた。



それが、恐怖と強がりのせいであるとは、

認めたくない。



一瞬、近づいた白い敵機から放たれた光は、

俺に旋回の間も与えずに、

俺を貫いた。



直撃だった。


本当ならば、

一瞬の星となったはずの俺が、

まだ大地のない空間に浮かんでいるのは、

いつもの悪あがきのせいだった。