それから何も変わらず
日が過ぎていった


ある日の放課後



「あいー!今日用事あるから悪いけど先帰ってて〜」


「そっかあ…じゃ、ばいばい」


…用事っていうのは

3組の佐々木に放課後、教室の前で待っててほしい、とのこと。


正直 佐々木と喋ったことない


何を言われるのか推測つかない



あたしは、自分の教室の前で待っていた


人がいなくて怖くなる

佐々木が来そうな気配がない


なによ、
そう思って帰ろうとしてあたしは歩き出した



「水島ー!!」


誰か私の名前呼んだよね!?


後ろ見ると
…佐々木がいた

「遅くなってごめん。先生に呼ばれててさ」



意外と背が高くて顔も悪くはない


「話しって…なに」

ちょっと苛立ったあたし。

目も合わさずにいう