天井には自分で貼った星のシール達がぼんやり緑の光を帯びている。


夏の暑い中、本を片手に1個1個まるで神にでもなったかのように夢中になって星座を作り上げたのだった。


大きい星のシールを一等星

小さいシールを二等星に見立て

砂時計の形のオリオン座と

Wの形のカシオペア座、大熊座と北極星を形作った。


シールはそれしかなく、結局私はこの3つの星座しか覚えることができなかった。

それでも十分満足だった。

淡い緑色の光達は力を失い、いつのまにか消えていった。